1)令和6年度学校心臓検診
2)令和5年度胃がん検診
3)令和5年度肺がん検診
1)令和6年度山陽小野田地区学校心臓検診結果報告
山陽小野田医師会心電図解析委員会
村田和也、藤村嘉彦、砂川 功、山田 覚、砂川新平、田代紀陸、関耕三郎、山本普隆、長澤仁明
令和6年度心電図検診を小野田市内の小学1年生と中学1年生に実施した。山陽小野田市内の小学校11校、中学校6校の児童・生徒を対象とし総数は946名であった。結果:要精査が22名(小学生8名、中学生14名)、要観察(要管理表提出)が14名(小学生5名、中学生9名)であった。
2)令和5年度山陽小野田市胃がん検診成績
山陽小野田市医師会胃がん検診読影委員会
白澤宏幸、西村公一、播磨一雄、森田純一、吉武正男、稲本善人、寺井佳子、西村純一、中村陽平、時山裕
令和5年度の山陽小野田市胃がん検診について検討し、以下の結論を得た。
- 令和5年度の受診者数は1782人で、令和4年度の1675人より増加した。
- 令和5年度の受診率は男性10.7%、女性11.0%、全体で10.9%であり、例年と同様に女性の方が男性より受診率が高かった。
- 初回受診者数は令和4年度555人、令和5年度580人で、令和5年度は令和4年度よりやや増加した。
- 前年度同様胃透視の検診では胃癌が発見されなかった。
- 胃透視の検診での要精検率は8.7%であった。また精検受診率は93.3%と高率であった。
- 内視鏡検診では受診者1610人中7例の胃癌が発見され、4例は表在癌で3例は進行癌であった。胃癌発見率は0.43%であった。また4例の食道癌が発見され、うち1例は胃癌と重複していた。
- 1610人中106人に生検が施行されており、生検率は6.6%であった。
- 山陽小野田市胃がん検診全体では胃癌発見率0.39%と高率であった。
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3)肺がん・結核検診の現状
肺がん・結核検診読影委員会
村田和也、藤村嘉彦、吉武正男、民谷正彰、寺井佳子、原田幹彦
令和5年度肺がん・結核検診は5977名(男性:2308名、女性:3669名)が受診した。対象者数に対する受診率は男性:12.9%、女性:17.2%であった。受診者中要精密検査者数は男74名、女89名であり、そのうち男67名、女84名が精密検査を受診した。その結果がん発見数は男3名、女2名であり、一次検診対がん発見率は0.08%(男:0.13%、女:0.05%)であった。